アホノミクス、ついに破たんした!
日銀がマイナス金利を1月29日に決定してから、まだ実施していないのに、大混乱を起こしている。一言で言えば、株価を維持=安倍内閣の支持率を維持しようという、よこしまな料簡でやった政策が、見事に失敗した!ということだ
今日は、円が112円(対ドルレート)まで上がった。1年3ヵ月ぶりの円高になった。
株価は、1万6千円を切って、1万5,713円まで下がった。2日間で1290円も下がった!これも1年3ヵ月ぶりの安さで、この勢いは、当面続きそうだ。
世界経済は、底の見えない大不況の状態に入っている。中国経済のバブル崩壊はとっくに予測されていた。アメリカの利上げは、アメリカの利益のための政策で世界恐慌を引き起こす引き金になると予測されていた。そしてその通りになった。 その上に、原油価格が暴落した。
中国経済の大不況、アメリカの金利上げと不況、原油安という、超重大事態に対し、マイナス金利という奇策で乗り切れるほど、生易しい状況でないことは明らかだった。
安倍政権がやってきたアホノミクスの中心は、「異次元の金融緩和」だった。が、成功するはずがなかったのだ! 私は最初から予想していた。日銀が国債を大量に買って、金をばらまく政策は、すでに戦前に高橋是清大蔵大臣がやって、ハイパーインフレを招いて、大失敗した政策だ。だから戦後、財政法で禁止してきた政策だ。
「構造改革」をやれと、財界とマスコミは言うが、とんでもない話だ。 核心は、労働者派遣法の改悪など、労働法制の改悪で、大企業=資本家をもっともうけさせる政策だからだ。
今は、資本主義の行きついた末の社会になっている。新自由主義という資本主義の末期的な段階は、中間層や労働者を貧困に叩き落し、1%の資本家階級だけが生き延びようとする政策だ。しかし、この政策は、自分で自分の首を絞めているような、末期的な政策だ。働き手=労働者は減れば、資本家の利益も減る。それでも自分だけは裕福になり、ぜいたくをしたい。資本家には理性も人間性もない。期待するほうがまちがっている、とマルクスは述べていた。その通りの社会になっている。
みなさん、どう腹を固めますか?!
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