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2015年11月12日 (木)

問題点:瀕死の関空会社、入札企業は1社のみ!運営権売却交渉権をオリックス連合に

10日、新関空会社は、関西空港と大阪空港の運営権売却する交渉権をオリックス連合に決定したと発表した。売却が決まったのではなく、交渉権を決めた、という発表である。 

当初、何社も入札すると宣伝していたが、結局1社連合しか残らなかった!ことに問題が浮き彫りになっている。
「瀕死の関空会社、巨額負債で八方ふさがり、捨て身の運営権売却も 入札参加は1社」という経済記事が出るくらい、危機的だった。もし1社もなかったら、新関空会社は、倒産の危機に突入していた!!
 

問題は、高すぎる運営費、迫る南海トラフ大地震、米軍の軍事使用問題、などだ。

最大の問題は、巨大債務だ。有利子負債が1.1兆円も残り、毎年1600億円も借り換えを繰り返す”自転車操業”状態になっている。開港後20年たってもこの状態だから、絶望的だ。

運営権は、年490億円、総額2.2兆円(44年)にもなる! びっくりするほどの巨大な額だ!! こんな金額、払えるわけがない。昨年の純利益は197億円、それまでは国の利子補給金をもらってやりくりしていたのだから。
今年度はLCCが増えて売り上げが増えたが、昨日の社長会見で、中間決算が発表された。最終利益は161億円で、来年3月期決算見込みは257億円という。

好調でも、257億円の利益しかないのに、どうやって年490億円もの運営費を払えるのか?保証はない。中国からの旅行者がいつまで続くのか、バブルが崩壊しているというのに。途中で契約を変更するのか?! 

運営権の売却問題は、関空の経営破たん問題を政府、自民党、財界もだれも責任を取らない、無責任体制が生んだ巨大な問題である。中曽根首相時代に、新自由主義政策に転換して、国鉄民営化と関空を民間会社にして建設したのである。建設費がべらぼうに高く、1.5兆円、2期事業を入れると2.5兆円。建設、電気、航空などの会社資本は、大もうけした。借金だけが残った。 

2期事業の説明会では、我々が「航空需要、環境問題、軍事使用問題」を追及した。当時の運輸省と大阪府は「中長期的には、需要は増える」と、何の根拠も示さずに繰り返すのみだった。今の安倍首相と同じだ。結果は、このありさまで、破たんしているのに、だれも責任を取らない。

南海トラフ大地震が起きたらどうなるのか、関空は沈下しビルは崩壊する。犠牲者が何万人出るかわからない。この犠牲者補償、空港崩壊に対する責任問題をどうするのか。確実に来ると予測されているのに、何も発表されていない。これが最大の問題だ!!

軍事使用問題は、これから大きな問題になる。戦争法を強行採決したからだ。安倍と中谷は、ベトナムに海自を派遣するとか、韓国の同意がなくてもアメリカについて北朝鮮に自衛隊を派兵するとか、無責任なことを言っているからだ。1994年にも米軍の戦争に関空を使おうとしたが、関空や関係する労働者の協力が得られないので、断念した歴史がある。
戦争法とともに、関空の軍事空港化に断固反対する!

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