神戸空港の視察ー破たんしている状況
9日、市議会で神戸空港の視察に行ってきた。空港はきれいだが、飛行機数は少なく、2機しか駐機していなかった。いずれもスカイマークだった。空港ビル内は、見学会があったようで、子供連れが多かった。
われわれを迎えてくれたのは、神戸市みなと総局の香川・空港事業担当局長と岡山・空港事業部推進課長だった。説明は丁寧にやってくれました。
端的に、感想を述べると、①開港10年を迎えたが、収入は年々減ってきており、赤字が増えている。昨年4.5億円、今年度は8億円。②主な原因は、1日発着数の上限が30便に国が決めていること。スカイマークが破たんして、小型機に転換しているので、着陸料は減っているから、収入も減っている。③借金が2220億円も残っている。空港事業の借金は220億円、空港土地会計2000億円だ。空港の土地は90%残っている。土地の借金を空港事業会計から切り離していることは、「粉飾決算」と言われる疑いがある。
結局、神戸空港の運営状況が改善する要素はほぼないという状況だ。最後に出てきたのが、関空、伊丹、神戸の3空港の経営統合だ。誰も責任を取らない、ということでは、関空と一緒だ。
私は、計画当初から、神戸の住民団体とともに神戸空港計画に反対して運動してきた。香川賢次・空港事業担当局長は、20年位前から交渉してきた神戸市の担当者の1人だった。香川局長もよく覚えてくれていた。交渉相手であったとはいえ、懐かしい人に会ったという感想だった。香川局長も懐かしがって、当時の話もした。
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