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2015年2月11日 (水)

関空会社の入札延期!

新関空会社は、運営権を売却するための第1次入札を3か月延長すると発表しました。 

2月16日に設定していた入札期限を直前になって、5月に延期すると、安藤社長が記者会見で発表したのは、異様だった。 

入札日直前、このまま入札を強行すると、1社も来ず、大失敗に終わると判断してのことだろう。 

約1260億円の売り上げ、経常利益が200億円しかない新関空会社。それを2兆2千億円も出して買っても、利益が出ないのは、素人でもわかります。45年間の均等払いにすると、年490億円という。償却前収支をとっても、430億円しかないのに、いったい誰が買うのか? 

そのうえ、南海トラフ地震がくれば、埋立て島の関空島は大きな被害が出ることは素人でもわかります。液状化、不動沈下が予測されますが、そうなればターミナルビルは支柱がないので倒壊の恐れがありますし、滑走路は液状化で割れて、使用できなくなるでしょう。 

コンセッションと騒いだ末が、これだったのです。新関空会社が金儲けだけを追い求めるファンドの言いなりになれば、国際空港という基本が揺らぐことになるし、二進も三進もいかない窮地に追い詰められたのではないのでしょうか。

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