大阪航空局と大阪府に申し入れ
20日、国土交通省大阪航空局、近畿財務局、大阪府に申し入れに行ってきました。泉州住民の会と関西労働組合交流センターの8名でやりました。
申し入れの中心は、関空ー伊丹経営統合問題で、大阪空港を民営化し、公務員40人を出向させているが、転成させるのか、人数を減らして、非正規職にして、人件費を削減するのか、安全性は保証できるのか、等々申し入れました。統合問題は、合理化であるが、新自由主義のやり方は、公務員を首にし、徹底的に外注化と非正規化をやって、低賃金にして金もうけすることにあります。下請けの民間会社にも、事業の外注化と非正規職を要求してることは間違いありません。
先日出てlきたLCCジェットスターの整備違反問題は、氷山の一角です。経験不足の整備士を低賃金で使っていたのです。国鉄分割民営化で起きた事故と同じで、整備点検で経費を削って利益を出し、事故を起こすのです。ちゃんと整備しているのか、根本的な疑問です。このことが他のLCCにも言えます。国の責任は大きいのです。
このことを追及すると、関空課長や管理課長はものすごく緊張した顔になり、必死に言い訳していました。「空の安全を守るのが国の役割」だと何度も弁解していました。が、LCCにどんな点検をやっているのか、月に何回整備を課しているのか、具体的な回答はできなかったのです。
やっぱりLCCは危ない 整備費、人件費を削って運賃を安くし、儲けているのだ
大阪府にも同じように申し入れました。
特に、関空会社株を900億円も買って出資しているから大問題です。株主が訴えた裁判の判決で「給関空株は1株1円」という判決が10月9日にありました。900億円の株の値打ちが、180万円に下がる ただみたいなケミくずになってしまうのです。900億円の損失の責任を誰を取るのか明確にせよ!と迫りました。
空港戦略室の総括補佐ら5人は困り切ったような顔をしていましたが、出た言葉がまた自信なげ。「関空会社の決算報告では、1株3万6000円なので、1円とは考えていません」と。裁判所の判決より、関空会社の評価を優先するという主張へは、もちろん反撃し、知事らは自分たちで責任をとれ!「すぐに国に引き取らせろ」と要求しました。彼らも職員、答えにくそうで、さすがに恥ずかしそうでした。申し入れの前に、昼休み府職員にビラを渡し、関空の経営統合問題、大阪府の出資金900億円が180万円になるという、衝撃的な問題も訴えました。黙っていたら、900億円の損失を府職員と府民に押しつけられる、一緒に闘おう!と訴えました。
新自由主義は、資本主義の末期の政策、経営統合しても展望がないが、公務員を解雇し、民営化して非正規労働者を増やし、給料を下げられるまで下げて、金もうけしようというやり方を取っています。空港の安全性がどうなろうが、金もうけ。大阪空港の国有地も売って儲けようという。腐っている!
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