« 初体験スノボー | トップページ | 視察 »

2012年1月20日 (金)

「君が代」

橋下大阪市長が、「君が代」斉唱と起立を強制する条例を出そうとしています。大阪府では、すでに出しています。

私は断固反対します。泉佐野市議会でも論争がありました。昨年9月決算委員会で、辻野議員が「起立」を求めた質問が始まりでした。「来賓で着席している者はいいのか」との質問に、中藤教育長が「個人的に話した」と答弁した。これは、私のことだったので、私が質問と追及をやりました。

主旨は「『君が代』の歌詞の意味は、天皇の治世が千年も万年も続きますように、小石が岩になり苔が生えるほど長く続いてほしい、という意味で、この歌には、国民も民衆も出てこない。天皇だけが幸せになるように、願って働け、命を捧げろ、という意味で、こんな歌を強制すべきでない」と主張して、教育長に「歌の解釈はこうだろう、こんな歌を強制すべきではないだろう」「憲法で国民が主権者になった。当然にも国民の幸せを願う歌でないといけないのに、まだ君が代ですか?」と質問したのです。

教育長は、苦しそうに「戦後は憲法が変わり、『君』の解釈も『象徴天皇』となった」と小さい声で答弁しました。私は、「象徴でも天皇は天皇で、国民はどこにも出てこない。基本的に変わっていない」と追及したのです。私は、教育長が心底そう思っていないだろうと確信しました。聞いていた他の議員も歌詞を考えたことがないような様子でした。

千代松市長は、もちろん「君が代」確信的な推進派で、辻野議員の質問にも「同じ考え」と答弁し、「起立しない来賓は招待しないことを検討する」と答弁するまでに至りました。「『君が代』の意味と、強制された歴史を考えろよ」と私は考えて腹を立てて質問したわけです。

君が代の歌詞は「君が代は 千代に八千代に 細石(さざれいし)の 巌(いわお)となりて 苔(こけ)のむすまで」という短いものです。歌詞の意味は、「天皇の治世が、千年も万年も続き、小さな石が岩になり苔が生えるまで永遠に続きますように」というような内容です。1888年(明治21年)に政府が決め、教育勅語と共に学校で普及させたのです。

この歌には、天皇しか出てこず、「天皇のために命を捨てることが国民の義務であり、喜びである」と教えるために教育勅語と一対で進めた統治の仕方だったのです。それは「皇民化教育」であり、その過程は暴力的に進めたのです。その結果が、特攻隊であり、集団自決なのです。このことを真剣に考えなければいけない。

朝の連ドラ「カーネーション」でも戦時中のシーンが何回も出てきました。『いや』も言わせない、「ぜいたくは『非国民』」と張り紙されるようなむごさです。あの戦争で240万人の尊い命が失われましたが、その7割は『餓死、病死』です。補給もできない戦場に青年を多数送り出した結果です。開戦後、6ヶ月のミッドウエー海戦敗北でもう勝負はついていたのです。NHKでも昨年12月に当時の書類と証言を元にやっていました。「天皇を助ける」ために、240万人が殺されたのです。

これでは、北朝鮮の金体制を批判できません今は金正恩をたたえる歌を作って、人民に強制しているとの報道です。「これはひどい独裁国家だ。ひどい世襲制だ」とみんなが批判します。その通りです。それなら、「君が代」についても、しっかりと批判すべきでしょう。

まして暴力的に強制するとは、橋下市長は「独裁国家」「戦争国家」を作ろうというのかsign03 そうでしょう。みなさん、考えてくださいsign03 

|

« 初体験スノボー | トップページ | 視察 »

労働運動」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/287753/43814766

この記事へのトラックバック一覧です: 「君が代」:

« 初体験スノボー | トップページ | 視察 »