関空ー伊丹空港の統合問題
国土交通省が関西財界と自治体に統合案の骨子を示したということですが、売却価格を1兆3千億円と設定したこと事態、何の現実性もない「絵に描いた餅」になっている。売り上げが860億円しかなく国から90億円も補助をもらわないと倒産する会社を、誰が1兆3千億円で買うのか
笑止千万
また、50年ローンとは、関係者は誰も生きていない、非現実的な話だ。
そもそも関空ー伊丹統合案が出てきたのは、恐慌で世界的に便数が減り、関空の経営が成り立たないという判断からだ。国交省の「成長戦略「seityousennryaku101225.doc」」では、「羽田に集中的に投資する」羽田空港だけで生き残る戦略をとっている。関空は「お荷物空港」と言っているようなものです。時間のある方は一度読んでみてください。
朝日は「合意持ち越し」と書き、産経は「国の決意評価」と書いています。まあ評価が極端に分かれる結果であるし、産経新聞は統合推進論なのです。しかし伊丹廃港の立場はとっていません。
いずれにしても、税金を投入して生き延びる、民間企業が金儲けできる絵を、どう描くか、民営化の目的はそれで、「民間のノウハウ」と言ったところで、人件費を減らしてどうもうけるか、に尽きるのです。
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コメント
関空と伊丹統合するな
投稿: 国賀氏の弟子 | 2010年12月28日 (火) 20時52分