「通行税」で臨時議会を19日に
11日、議会運営委員会があり、8月19日(火)午前10時から臨時市議会を開いて、空港連絡橋の通行車両に150円の通行税をかける条例案を審議することに決まりました。これは新田谷市長から提案されてきたことによるものです。
条例の名称は「泉佐野市空港連絡橋利用税条例」としています。「通行税」を嫌ったのか「利用税」になっています。しかし名称を変えても取られる側の受けとめは変わらないでしょうに。
さて、問題の本質はなにか?関空と地元の「共存共栄はなかった!」ということが衝撃的にはっきりした、ということでしょう。連絡橋国有化で泉佐野市の税収が年8億円減る、泉佐野市にとっては大変な事態ですが、国にとっては「それが国のルール」だと言うのでしょう。これが新自由主義=「地方は自立せよ」というのです。「関空救済がすべて」そのためには「地元自治体などどうなってもよい」これが国の姿勢です 大阪府も同じ、連絡橋買い取りに65億円も出すのですから
連絡橋の国有化は、「アジアゲートウェイ構想のもとで関空を国際貨物ハブ空港にするために、通行料金を下げる」ことが目的です。普通車1500円、大型車2700円、特大車4700円などです。マスコミは普通車を取り上げますが、むしろ大型車の料金引き下げが目的でしょう。貨物便を関空に集めるためです。「関空と地元は非和解」これが今回はっきりした事態です。国と闘うしかありません。
新田谷市長は、国と闘いません(自民党市長だから当たり前か('_'))。「通行税」は、8億円の減収分を国から取るのではなく、市民を含めた不特定多数の通行人に税金をかける、いわば「関所」のようなものです。「強い」国から取れないから、「通行人から取る」というのでしょう。しかしこれは筋違いで、市民や通行人から強い反発が出るでしょう。私の周りの人は、たいてい反対です。だいたい市民に何の説明もしていないし、意見も聞いていません。市長と副市長ら幹部だけで進めているのです。
議員の賛否は分かれています。「やむなし」「筋違い」「国か関空会社か取るべき」「非常識」などなど意見は色々ですが、賛成する議員の方が多いようです。議員はこの問題をしっかり考えて判断すべきです。
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