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2008年8月13日 (水)

市立病院の医師が減っていく

0808048月4日、市立病院の視察に行ってきました。「泉州広域母子医療センター」が開設されたので議会から視察に行って勉強してきました。写真は特別会議室で種子田総長からの説明を聞いているところです。

新生児集中治療室(NICU)6床、後方支援病室(GCU)12床は5日から稼働する前だったので室内を見てきました。分娩室1部屋は使っていなかったので入れましたが、他の分娩室、LDR室、産科病室、新生児室などは授乳などのために見れませんでした。ともかく岸和田市以南の出産を引き受けるセンターができたことはよかったです。これですこしは改善できるでしょう。しかしNICU、GCUが本格稼働したら看護士が足りない現状です。15人は必要になるとのことです。また、産科医、小児科医、麻酔科医も足りません。まだ課題あります。

さて、市立病院本体ですが、医師が減り続けています。6月には救急外来をやめました。8月の医師数は93名です。かつては120名いました。20数名減っています。減ったのは内科系です。消化器内科、呼吸器科、麻酔科、皮膚科などです。どうやって医師に来てもらい、診療科と救急外来を再開するのか、まったくめどが立っていません。総長と院長はもっと考えて動くべきです。総長は医師との会話が少ないし、病院内も回らないようです。そして定時には帰るようですから、これでは病院を活性化し、医師を確保するのは難しいでしょう。

ところで、ある病院院長に話を聞いたら、「救急外来をやめたらあかんで。研修医が来んようになる。病院がしぼんでいく」と言われました。研修医は、多くの症例を経験し、指導されて、一人前になっていくので、救急外来をやめたら研修できなくなり来なくなるのです。そこで副院長にそのことを聞いてみると「そうなんです。来年は研修医は3人に減ります」と。ショックですね~annoyこれまで研修医は15人いました。12人も減ると医師数は80人になってしまい、ますます苦しくなります。総長や院長は分かっているのでしょうかね。

別の病院院長に市立病院の現状についての意見を聞いたら「外科医がそれだけ充実しているのなら、外科医を中心に救急外来を再開できるでしょう」と言っていました。私は「外科医は内科を診られるのですか?」と聞くと「開業したら診るでしょう。できますよ」と言っていました。なるほどsign03 しかし問題は、「訴訟を起こされたらどうするのか?」と医師から言われたらどうするのか、ということです。院長は「事故はないと思う。どの医師も慎重だから。そういう質問には、『私が責任を取る、やれ』と院長、総長が言えるかどうか、だ」と言っていました。そうなんだsign02 そこが市立病院の一番の欠陥かsign03 よく分かりました。しかしどうすればいいのかdownwardrightthink

また同じ院長は内科医の獲得についても「市立病院ほどのネームバリューと設備があれば、しっかり全国にアピールすれば内科医を獲得できる」と言っておられました。どうでしょうかpasssign02

医師のみなさん、医療関係のみなさん、意見を聞かせてください。コメントに意見を書き込んでください。

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コメント

以前もコメントさせていただきました。
先日、夕方のニュースで泉佐野市がとりあげられていました。夕張市と同じですね。
いったいこの先どうなっていくのか不安です。ゴミ袋一つにしても尋常じゃない金額ですよね。
お隣の貝塚市や、岸和田市と比べてもその差に愕然となりましたが、慣れるものではないけれど、仕方がないので購入していますが。
先日、市民病院に行くことがあり、ふと感じたことです。
病院の職員の数、多くないですか?医師の数ではなく、事務や受付のスタッフの数です。
某病棟にいくと、カウンターの中に事務(クラークさんでしょうか・・・)ふたりが座って対応してくださり、あともうお一人いらっしゃるんですよね。
総務課の前にも、きちんとお二人いらっしゃいますよね。それから、1階の総合案内のところも。二人・・・。駐車券のサービスをしてくださる以外に、ばたばたするお仕事があるのでしょうか?
そんなに配置しなければならないのでしょうか?こんなに財政が逼迫しているのに・・・。
事務方だけではありません。看護師さんの数も不足しているから、募集しているんですよね。でも・・・一部の病棟だけかもしれませんが、看護師さんって患者さんのお食事の配膳はしないのですね。シーツ交換もしないし、入院のときも緑の制服を着た方が、看護助手さんでしょうか。その方がオリエンテーションをしてくださるのには、すこし戸惑いました。
看護師さんのお仕事の軽減を図っておられるのであれば、もっと密な看護をしていただきたいです。
病棟だけではなく、外来も。
病院にクレームしても、埒があかないので、ここで書かせていただきました。
市民は財政がどうなっているのか、自分たちの生活がどうなっていくのか案じているのに、一例をあげれば、市民病院の「人の使い方」には財政難という3文字が理解できていないと私には思えて仕方ありません。
もっと節約すべきことと、大事にしなければならないこと、決して妥協してはならないところが全く見えていないとしか思えません。
市民一人一人もそうですが、職員の方々、特に首脳陣には、もっと意識していただきたいと切に思います。

投稿: あつこ | 2009年3月 3日 (火) 08時36分

<院長は「事故はないと思う。どの医師も慎重だから。そういう質問には、『私が責任を取る、やれ』と院長、総長が言えるかどうか、だ」と言っていました。そうなんだ そこが市立病院の一番の欠陥か>
国賀さんもっとよく考えてください.
医療訴訟になったとき責任を追求されるのは必ず個人です.(担当医,担当看護師など)
医師はみんな知ってますから,院長が責任取るって言っても,取れない責任なんですよ.
あなた,政治家なんですからもっとよく考えてください. 

投稿: | 2008年8月28日 (木) 23時32分

市民病院を守りたいのなら,医師が来やすい労働環境をつくり,民間と引き合いの取れる給料を出したらそれでいいのだが.それ以外のことをしても一時的には良くなっても,恒久的な策にはなりません.

投稿: | 2008年8月28日 (木) 23時06分

医師が辞めるまで議会が見て見ぬふりをしてほったらかしてきたから,こうなったのです.医師は激務から立ち去り,給与の高い民間医療機関に流れています.
市民に窮状を訴え,理解を促して医師の給与えを民間以上に上げる政策をとれば,こうはならなかったでしょう.しかし,今からでも遅くはありません.

投稿: 岩阪 浩志 | 2008年8月17日 (日) 08時11分

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