関空連絡橋に「通行税」は悪評
16日に空港対策特別委員会があり、新聞、テレビの報道が当日から始まりました。連絡橋を国有化したら、8億円の税収がなくなるので、通行する車から1台200円の税金(『市長通信』328号)をかけるという「法定外税」の創設です。委員会でも「反対」「ムリだろう」という反応が多かったように思います。
私の周辺の市民の評判はすこぶる悪く、「市長は何を考えてるんや」「われわれから取らんと国から取れよ
」「共存共栄いうてきた責任取れよ
」「関所みたいなもんやな。
そんなもん、国は認めへんで」「非常識で恥ずかしいわ
」「市民の意見も聞いたら?」という反応でした。
大阪府庁の知人たちは、「そんな税金、ムリムリ。国は絶対に認めない」「理念がない。どういう理由で税金をかけるのか、市内を通だけで税金はかけられない」「利害関係者(関空会社、西日本高速、納税者)と調整をしてくるように国から言われているはず」「市長は騒ぎを起こすのが目的か?」「革新派の市長みたいなやり方する
」と、冷ややかでした。
マスコミは、「以前から市長は言っていたので知っていたが、『まさか』と思っていたので記事にしなかった」「本気で出すとは驚いた」「総務省に取材すると、ムリのようです」と。「通行税」が成立すると見ている社はないようです。
市役所内でも、たいていの職員は「できればいいのでしょうが、難しいでしょうね」との返事でした。
新田谷市長は、『市長通信』第328号で見解を述べています。「国の支援が叶わなかったときに備えて、… 次善策として」と述べていますが、たばこ消費税が新たに約12億円入る予定は言っていません。財政は、空港関連借金が多すぎるために厳しいが、田尻町から一部移転してくる「たばこ販売業者」にしばらくは納税してもらえそうで、数年は助かりそうです。
いずれにしても、関空と地元の『共存共栄』はなかったのです。新田谷市長は、これまで『共存共栄がある』としてきた自らの政治的な立場を根本から反省することからしか、国と本気でケンカすることはできないでしょう。
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