陸上飛行に反対の申し入れ
「申入書」ダウンロード 今回の国の案は、羽田便の着陸ルートまで「陸上を飛ばさせてくれ」というもので、理由は「10分間短縮し、新幹線との競争に勝ち客を取る」「年間13万回を達成する」ためであり、航空会社と関空会社の経済的利益のために、住民を犠牲にしてもよいとする考え方がむき出しで、認めることはできません。三点セットでは、住民に騒音公害を及ぼさないために、「海上空港」とし、「陸上を飛ばさない」約束を国がしたのです。これは非常に重い約束です。これがなかったら関空問題は一歩も前に進まなかったからです。開港から12年、この原点をなかったかのように扱う国、府、地元首長たち。しかし私たち泉州住民の会は、住民は、決して忘れはしません。
今回のやり方で最も許せないことは、なし崩し的なやり方です。最初に陸上飛行を言ってきたのは開港3年後の97年でした。「建設してしまえば、後はどうにでもなる」式の露骨な考え方であり、私たち住民の会はじめ地元住民が怒りました。そのために、さすがの地元首長たちもすんなり受け入れることはできませんでした。それで府が専門家会議を設置し、1年以上かけて検討して「導入やむなし」の意見に集約したのでした。しかし飛行ルート問題は重要であり、「将来に渡って誠実に」対応するように求めざるを得ませんでした。それから9年、今度は着陸ルートまで「陸上」を飛ばさせろとは、あまりにも地元住民をだまし、愚弄するものではありませんか!1回、短期間の実機飛行テストだけでいいのですか?約束違反を認めるのですか?
27日早朝に、泉州市・町関西国際空港対策協議会を開いて、そこに国土交通省と大阪府が来て、決めるそうですが、首長たちはどのような意見を言うのでしょうか?私は、このようなやり方は認められません。
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